就業規則の構成

就業規則とは、使用者が定める職場規律や労働条件などについての規則類のことを言います。


これは就業規則いわゆる本則はもとより、賃金規程や育児休業規程、慶弔見舞金規程、旅費規程などもこれに含まれることになります。


また、パートタイム労働者やアルバイト社員、嘱託社員など職種や雇用形態が異なった従業員についても、労働条件等が異なるのであれば、正社員の就業規則だけではなく、それぞれの従業員が適用される就業規則が必要になります。


 



このように多様な規程類や雇用形態の異なる従業員の就業規則を1つにまとめることが困難である場合、別の就業規則や規程を作成することができます。


注意しなくてはいけないことはこの場合においても複数の就業規則や規程を合わせたものが労働基準法上の就業規則となります。


ですから従業員代表等の意見聴取を行う場合は、それらを合わせた就業規則に対して行う必要があります(昭和63.3.14基発150号)。